Monologue: May 7 2011

 
きこえないおと
 
3月19日はイヴェントを開く予定でした。
10年勤めた大学の在職最後の記念にと、音を主体に企画しました。
http://dazzling-garando.com/event/flier.pdf

ところが前の週に震災が起きてしまい、随分悩みましたが、
結局中止にしました。(気持ちとしては無期延期のつもりですが。)

19日はよく晴れた行楽日和になり、
一部の美術館なども再開したので、界隈は久しぶりに賑わいました。
する事なく自宅に居た私は強い敗北感に襲われました。

学内の企画が全て中止になっていましたから、
実施の選択はどのみち難しかったのですが。
ただ正直なところ、震災が起きて平常ではなくなってしまったことで、
その状況までも背負うことができなかったというのが本音です。

私が美術家としてやろうとしていることは、
災害に対峙する自身の意識の確認ではなく、その表明でもなく、
あくまで社会の事情からのまったくの飛躍です。

芸術は災害を速やかに治すことができません。
芸術はこういう時ほど時間をかけるしかないのです。
 


 
 

This entry was written by shiigishizune , posted on Saturday May 07 2011at 12:05 am , filed under Monologue