Monologue: April 30 2011

 
この半年
 
昨年11月、山口に住む父が膵臓癌で亡くなくなりました。
寂しさはあれど、正直大きな悲しみはやってきませんでした。
この20年来父との関係はあまり良くなく、
すでに私は望郷の想いを奥底へ抑え込んでしまっていたのです。

翌12月に引っ越し、年明けて第二子が産まれ、
3月には震災、そして任期終えた職場を退職しました。
自身の節目が次々とやってくるうちに、
もう振り返ることのない過去についての興味を失っていきました。

引っ越ししてから未開封のままだったダンボール箱や、
職場から引き上げた荷物で宅内がごった返してしまい、
この4月はひたすら片付けの日々に。
余分な物をどんどん処分したのですが、なかなかに収まりつかず、
苛立ちの果てに、実家の頃のものは殆ど捨ててしまいました。
ダンボール箱ひとつに収まっていた幼い頃のアルバムも、
この前姉から届いた臍の緒も。

別方、今日の午後は写真館へ行き、下の娘の誕生記念にと
家族写真を撮りました。

残す「いま」と 捨てる「過去」。
家族の肖像をめぐる私の想いは、時を重ね、酷く屈折してしまったようです。
 


 
 

This entry was written by shiigishizune , posted on Saturday April 30 2011at 03:04 am , filed under Monologue